2020年02月09日

インフルエンザと風邪

かぜの原因となるウイルスは、200種類以上あるといわれます。

鼻をぐずつかせるもの、のどをはれさせるものなどさまざまですが、とりわけ怖いのは、高い熱と重い全身症状を引き起こす、インフルエンザウイルス。

このため、医学的には、インフルエンザを「流行性感冒」と呼び、ほかのかぜ(普通感冒)とは区別して扱っています。


【どうやってうつるの?】

 ウイルスなど病原体の感染により気道(鼻やのど、気管支など)の粘膜が急性の炎症を起こし、鼻水やのどの痛み、せきなど、さまざまな症状が現れる――これを総称して、医学的には「かぜ症候群」といいます。

このうち代表的なのが、一般にかぜと呼ばれる「普通感冒」と、インフルエンザを意味する「流行性感冒」。

これらの病原体のほとんどは、直径1万分の1mm前後という、とても小さなウイルスです。さて、いったいどんなウイルスが、どんな経路で感染するのでしょう。


《風邪》

鼻かぜを起こすライノウイルスや、のどをはらすアデノウイルスが病原体の代表格。

かぜをひいている人の鼻水や唾液(だえき)を介してウイルスを取り込むことで感染します。

くしゃみやせきを直接浴びるだけでなく、たとえば、あるお店で、かぜをひいている人が、鼻をこすった手でお金を払う→そのお金を店員が受け取る→店員が、お金に触れた手で鼻をこする・・・といった具合に、間接的にでも、ウイルスが含まれている鼻水や唾液を、鼻や口の粘膜に接触させると感染するのです。


《インフルエンザ》

発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、怠感(けん たいかん)などの全身症状がいきなり現れるのが特徴で、多くの場合、激しいせきをともないます。

鼻水は後から続きます。症状は重く、感染から1〜2日の潜伏期間をおいて、3日目頃から急激に悪化、熱は40度前後に及ぶこともまれではありません。

流行中に40度近い高熱が出たら、まずインフルエンザとみて間違いないでしょう。


【症状】


《風邪》

くしゃみ、鼻水、鼻づまり、せき、のどの痛みなどの局所症状。症状は比較的軽く、普通は3日以内、長くても1週間程度で治ります。熱はないか、出ても37〜38度くらいです。


《インフルエンザ》

インフルエンザとは、インフルエンザウイルスを病原体とする「かぜ症候群」のこと。

インフルエンザウイルスは、その性質により、A型、B型、C型の3タイプに分けられますが、大規模な流行を起こすのは、感染力の強いA型とB型です。

インフルエンザウイルスは、普通のかぜウイルスと違い、空気中にただよって長時間生存することができるので、ウイルスがいる空気を吸い込むだけでも、感染してしまいます。

 《発熱》は、からだがウイルスと闘っている証拠。

人のからだには、外敵から身を守る「免疫機構」が備わっています。

体温が上がると、免疫が強さを増すとともに、病原体が増えにくくなるので、ウイルスが侵入してくると、脳が熱を出すよう命令するのです。

せきや鼻水も、外敵やその残骸を排除しようとするはたらきです。

このように、つらい症状は、実はからだが懸命に闘っている証拠なのです。ただ、過度の発熱(39度以上)が長く続くと、酵素などのはたらきが損われるため、からだにとっては害となります。


【対処法】


《風邪》

予防法=かぜは、せきやくしゃみを浴びるだけでなく、かかった人の鼻水や唾液がついた手で自分の鼻や口の粘膜に触れるとうつるため、ていねいなうがいや、石鹸を使っての手洗いが効果的です。

特にうがいは、ウイルスに荒らされた粘膜に、さらに細菌がとりつく「2次感染」を防ぐため、重症化予防としての意味もあります。また、鼻や口を覆って接触を避けるという意味で、マスクには、感染を予防する一定の効果が期待できます。


治し方=安静にし、体力を温存すること。からだがきつくなければ、無理に布団の中で横になる必要はありません。部屋は、温度を20〜25度くらいにし、加湿器などで保湿するとよいでしょう。十分な水分と、たんぱく質やビタミンC、ビタミンB群の豊富な食事をしっかりとるのも大切です。せきやくしゃみなどがひどければ、市販薬で症状を軽くすることで、体力の消耗を抑え、結果的に免疫のはたらきを助けることにもなります。


《インフルエンザ》

予防法=インフルエンザはウイルスがいる空気を吸い込むだけでもうつるため、効果は限定されますが、帰宅後すぐの手洗いは大切です。もちろん、うがいも欠かせません。また、マスクは、ウイルスがマスクの織り目を楽に通過してしまうので、大きな効果は期待できませんが、かかった人がほかの人にうつすことはある程度避けられますし、冷たく乾燥した空気から、のどや鼻の粘膜を守るのには役立ちます。


治し方=かかったと思ったら、すぐに医師の診察を受けてください。今は、医師が処方する薬には、ウイルスに直接効くものがあります。インフルエンザの症状は、市販薬には手に負えないうえ、悪化すると肺炎になる恐れがあります。医師が処方する薬を早期にのみ始めれば、症状が出ている期間を短くし、重症化を防ぐことができます。


★参考資料 関西内科医


かぜ、インフルエンザにかかりやすい人


かぜやインフルエンザにかかりやすい人と、かかりにくい人とを分けるカギは、免疫力です。

肺や心臓に病気がある人や、糖尿病、腎不全などの慢性代謝性疾患をわずらっている人、強い精神的ストレスを抱えている人、それに乳幼児や高齢者は、免疫が弱いため、かぜやインフルエンザにかかりやすいといえます。


忙しい人ほどインフルエンザの予防接種を!


働き盛り層がインフルエンザ接種をあまり受けない理由のひとつが「忙しいから」 の他に、保険がきかず、完全に自費払いだということかもしれない。

子供や高齢者ならば命に関わることもあって、ためらいは少ないが、自費でお金を払ってそれで、接種したものとは違うタイプにかかっては意味がないではないか?と思えるからだ。

特にこの層は子供の時、そうしてインフルエンザにかかったという経験者が多い。しかし、人間側もウイルスに対して、ずっと手をこまねいていたわけではない。WHOの指導のもと、世界各国の専門機関が協力を進めた結果、流行タイプの予想はここ10年では当たっている!つまり、作られているワクチンも有効ということだ。

しかも、その効果は大きく、約8割ともいわれている。


免疫力を高めよう


【十分な睡眠】


「十分な睡眠」をとることが、とにかく一番の決め手です。忙しいときには「寝るのも惜しい」と思える。そして結局、風邪をひいてしまう人が多い。

目にははっきり見えないけれど身体の中で、夜は免疫を高めるリンパ球が増えてくれる時。

この時、身体が休んでいることが大切なのだ。せっかく無料の治療薬である免疫や抗体がたくさん作られる時に、その機能を使わず、具合が悪くなり、お金を出して風邪薬を買うことの方が「おしく」ないのだろうか?

睡眠は、最大の免疫治療薬と言えるでしょう。


温度・湿度コントロール

ウイルスは高温・多湿に弱い。風邪をひいている人の場合、寒いと発熱は必要以上に進むので部屋は暖かくしよう。だからといって部屋を30度にも上げてしまうと、身体の方の抵抗力がなくなり良くない。最近は一年中エアコンで快適な生活がおくれる。

しかし少しは寒さへの抵抗力を培わなければ、かえって自律神経が弱くなってしまう。しかもエアコンだけでは、乾燥が進む。冬は部屋を20〜25度にし、むしろ湿度の方を上げよう!部屋の湿度を上げる方が、薬を飲むよりも、よほど予防・回復にも有効だ。湿度が50%になると、ウイルスは約3%の生存率しかない。できれば加湿器を併用し、60〜80%にしよう。


【手洗いとうがい】

インフルエンザにかからないためには、やはり人込みは避けたいところ・・・。

人が集まる所には、ウイルスも集まっているからだ。

ウイルスは「いない場所はない」と言ってもよいほど、そこら中に存在しています。

基本中の基本「手洗い」と「うがい」をしっかりすることで、空気中に浮遊しているウイルスが直接のどに感染することを防ぐことができます。


【冬も有酸素運動】

もちろん風邪にかかる前の予防としてですが、普段からウォーキングなどの運動をおススメします。

軽い有酸素運動は血行が良くなり、過剰な暖房に頼らずに身体を暖める能力をつけることができる。またウイルスを発見・撃退する白血球のパトロール回数が多くなるので、それだけ風邪にかかりにくくなる。あくまで無理のない範囲で試してみては?


【たばこ】

喫煙者で毎年、風邪をひきやすいという人は、たばこの影響を疑った方が良いかもしれないですね。たばこ1〜2本でも大量のビタミンCが破壊され、のどの修復が大幅に遅れてしまう。そしてウイルスが取りついて大活躍している、のどの粘膜に対し刺激が強すぎる。悪くするとウイルスをやっつけきれず、肺炎ということも。

posted by 東洋整体療術院 at 10:42| 滋賀 ☀| 健康豆知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月01日

すごいぞ!ヨーグルトの力

「インフルエンザ予防効果も!?」佐賀県有田町で行われた調査です。


調査は,町の小中学生1,904人が参加し、「R1乳酸菌」入りのヨーグルト(飲料タイプ)を11本(112g)、半年間、飲み続けるというものです。

すると、有田町の子どもたちのインフルエンザの感染率が、周辺地域や佐賀県全体と比べて極めて低いことが分かりました。


R−1乳酸菌は、発酵の過程で、「多糖体」と呼ばれる、糖を含んだたんぱく質を大量に作り出します。

この多糖体が、体の中に入ると、免疫機能で重要な役割を果たすナチュラルキラー細胞を活性化させます。

そのためインフルエンザウィルスも撃退できたのはないかと考えられています。


「メタボ対策の救世主!?」去年、行われた調査では、ヨーグルトに含まれる乳酸菌「ガセリ菌SP株」が、メタボの改善に効果があることが分かりました。

調査の内容は、肥満気味の87名にガセリ菌SP株を含むヨーグルトを毎日200g、3か月間食べてもらうというものです。

すると、もっとも効果のあった人で、内臓脂肪が42%減少、平均でも4%減少しました。

内臓脂肪以外にも、皮下脂肪やウエスト、ヒップなどの項目も減少しました。

その他、乳酸菌の機能として、「LB81乳酸菌」には、肌の弾力やキメ密度など、皮膚機能の改善効果があることや、「ビフィズス菌BB536」などには花粉症の症状を緩和する効果が期待できるとのことです。


※ヨーグルトは薬ではありませんので、誰にでも必ず効くというわけではありません。

乳酸菌との相性や周りの環境によっても違います。

posted by 東洋整体療術院 at 10:52| 滋賀 ☁| 健康豆知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月25日

栄養相殺のNGな食べ合わせ

々な食べ物をバランスよく、一緒に食べるのがいいです。

そんなふうに思っていないでしょうか。

しかし、お馴染みの食べ合わせに潜む“大きな落とし穴”が。

せっかくバランスのいい食事を心がけても、栄養素の吸収を阻害したり、健康を害することも。

知っておきたい食べ合わせNGの組み合わせを紹介します。


◆納豆×生卵

納豆に含まれる皮膚や粘膜を維持して美肌を作る栄養素・ビオチンは、生卵の卵白にあるたんぱく質・アビジンと結合すると、体内に吸収されにくくなります。

納豆にのせるなら卵黄のみに。


◆トマト×きゅうり

きゅうりに含まれる酵素・アスコルビナーゼが、トマトのビタミンCを破壊します。

ただしアスコルビナーゼは熱や酸に弱ので炒めものや酢のもの、漬けものなど、調理して食べるといいです。


◆大豆×ひじき

大豆サポニンは、腸に働きかけ、脂質を洗い流して排泄を促す効果がありますが、食物繊維が豊富なひじきと合わせると、相乗効果で腸を過剰に刺激し、下痢になることがあります。


◆ちりめんじゃこ×大根おろし

生の大根に含まれるリジンインヒビターという抗体が、ちりめんじゃこに含有の細胞を修復する必須アミノ酸・リジンの吸収を妨げます。


◆ぎんなん×日本酒

アルコール代謝にはビタミンB群が必要ですが、ぎんなんのメチルピリドキシンが、ニキビを減らして美肌を作るビタミンB6の働きを妨げてしまいます。


◆きゅうり×ビール

きゅうりに含まれるカリウムは、体内に溜まった塩分や水分を排出してくれます。

新陳代謝を活発にするビールと一緒に摂取すると利尿作用が高まりすぎ、脱水症状のリスクがあります。

posted by 東洋整体療術院 at 16:05| 滋賀 ☁| 健康豆知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする